今回のブログは先日のブログ「パチンコ屋ダイアリー③」からの続きです。
僕がアルバイトしていた当時のパチンコ台はフィーバー機やアレジン機「アレパチ機」呼ばれる機種が全盛期。
傍目に見ていても、パチンコやスロット台には明らかに玉の出方やコインの出方に好不調が多々あり、ギャンブル性が今以上に高い機種が多かった。
「リーチが熱いとか」・・・当確判定の付録みたいなもんですから。
そんな台に座るお客さんも・・・もちろん真のギャンブラーだらけ。
毎日毎週毎晩のように通う常連さんもいれば、週末だけの方やカップルで通う方、家族で通う方も・・・。
ちなみにカップルで通う方は２人とも勝てば利益も２倍・・・負ければ負けも２倍。
負ければ目も当てられないです。
常連さんの中には「この人いつも負けてるな」とか「普段何して生活してるんだろう？」と感じる方も・・・
後ほど不動産会社を経営することになり「パチプロ」なるパチンコやスロットで生計を立ててる方に実際にお家を買っていただき、詳しく話を訊いてみて、「なるほど・・・うんうん」とうなずく事や理解できる部分も多くなりましたが、当時はあくまでアルバイトなので、そこまでのことは考えず。
そんなある日・・・。
当時の爆裂台「アレジン」で事件は起こりました（笑）
アレジンとは下の写真のパチンコ台。
この台は僕がアルバイトしていたパチンコ屋さんでも人気の機種で、空いたらすぐにお客さんが座る程の大人気の爆裂機種。
特徴的な「ピュイ」という音が何度か鳴れば・・・徐々に期待感が高まる機種です。
が、アルバイト中に長時間眺めていても、この島で爆裂してる方はほんの一握り。
たま～に４～５人くらいが大当たりし続けていると、ドル箱交換が１人では追いつかないくらいの出玉量を誇ります。
そして運命のその日・・・店の常連のSさんが幸先よく大当たりを引き当てました。
負けても「台パンチ（パチンコ台を殴ったり）」もせず、ガタガタ台を揺さぶったり蹴ったりもしない負け際の良いSさんは僕のお気に入り（笑）
時々缶コーヒーを差し入れして貰ったりして・・・。
大当たりに気を良くしたSさんの箱を交換しながら、微笑ましくアルバイトをこなしておりました。
大当たり１時間経過・・・。
まだ台から玉は出続けてています。
２時間経過・・・・・・。
３時間経過・・・・・・・・・。
出玉のドル箱を足元に１０箱残して積み上げたまま、出た球は全て交換機に延々流し続け、出玉数を印字したレシートをSさんに渡し続けます。
レシートを何十枚かを渡したので１箱約６千円～７千円見当！？・・・でハウマッチ？
この辺りから店長が遠くからこの台とSさんを険しい顔と目つきで眺めていることを発見。
それでもアレジンの大当たりは全然止む気配も無く・・・爆裂＆爆発的に大当たりを引き続けます。
後ほど分かるのですが、この日に見た出玉は僕がアルバイトしてる期間に見た最大出玉でした。
やがて・・・。
店長がつかつかと近寄ってきたかと思うや否や、Sさんに「スタンド・アップ」を要求。
あっけに取られているSさんを尻目に・・・なんとこの店長・・・台の裏の電源スイッチを突然切りました。
強制終了です。
たぶん・・・完全に違法かと。
今だったら警察沙汰ですわ。
それでもSさんも僕も茫然と眺めてるだけ。
Sさんはしばらく立ち尽くした後・・・最後に「ニヤリ」と僕に笑って去っていかれました。
この日一日で今までの負けを完全に取り戻したかに見えたSさん。
「ここが止め際やで～～～」との願い虚しく、次の日も愛想良くご来店（笑）
やめとけきゃいいのに。
真のギャンブラー発見（笑）
続く・・・
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