黄金の妖怪達 その肆



 

今回のブログの内容は前回のブログ内容からの続きです。

 

病院では家族とも引き離されて面会謝絶の完全隔離。

 

ここからは人生最長の強制的な「絶」状態に。

 

高熱で意識朦朧とする中、一晩の間に更に新型コロナの症状がどんどん悪化の一途。

 

緊急入院した病院の先生方では処置のしようが無いとの判断で、もっと高度の新型コロナの最新治療が受けられる病院への転院が決定。

 

急遽緊急搬送されることが決まり、ストレッチャーに載せられたまま。またまた救急車で緊急入院先の病院へ。

 

この辺りの記憶も途切れ途切れですし、完全に先生方にお任せ状態です。

 

緊急搬送先の病院では、肺炎の悪化を食い止める為のステロイド治療の点滴と同時に抗生物質投与、おちんちんに管を入れられての尿の量の管理から、食事を一切受け付けないので両腕からの点滴での栄養と水分補給とかなり豪華仕様に。

 

病院の先生曰く、とにかく初期の新型コロナは肺が相当痛めつけられるようで、ここで症状の悪化を食い止められず重症化すると、最終治療手段の「エクモ」だと宣告されることになるようです。

 

こうなると自分で出来ることは何も無いので、完全に身体ごとお任せするしかありません。

 

エクモは喉部分を切開してチューブを差し込むので、相当痛くて苦しいらしく、鎮痛剤で強制的に眠ることになる訳です。

 

この先は医者の先生とベテランの看護士さんに全てお任せすることになるなぁと考えてるのが覚えている限界。

 

またまた鎮痛剤も効いてきたのか朦朧としながら眠るとまた夢と幻視が始まります。